本のタイトルどおり、エリア別にみる世界史です。中国と東アジア史、ヨーロッパ史、イスラムと西アジア・インド史、アメリカ合衆国と南北アメリカ史、アフリカ史に別れているので、世界史の教科書のように、流れがつかみずらい!みたいなことは少ないですね。
エリアごとに時代の流れがつかめるのがいい。ただし、ものすごく詳しく世界史が書かれているわけではないです。ざっくりと流れがつかめればいいという人におすすめの本ですね。
この本のよいところは、随所にそのエリアの時代を舞台にした小説、漫画、映画の紹介のうんちくが載っているところですね。古代ローマなら「テルマエ・ロマエ」、ルネッサンスなら「ダヴィンチコード」みたいな具合です。そこから、その作品へ触れていくこともできるので、知識欲が多いかたになおおすすめです。