コミックエッセイが好きだ。
文章で読みたいと思う作家のエッセイもあるが、仕事についてのエッセイは漫画で描かれている方が読みやすく、面白く感じることが多い。
今回紹介する『本屋図鑑』は、書店員さんの仕事を細かく伝えてくれるコミックエッセイだ。4コマ形式で、著者が働く本屋の日常の仕事が描かれている。

本を棚に並べる仕事から、雑誌の付録をつけたり、本を発注したりと、本屋の基本的な仕事が面白く描かれている。さらに、本編の合間に描かれているコラムでは、本にまつわる豆知識も教えてくれるのが嬉しい。
たとえば、雑誌にある雑誌コードや、本を探すのに欠かせないISBNコード、雑誌や書籍の流通、本の返品方法など、知れば本屋に行くのがもっと楽しくなるうんちくが満載だ。
本屋に行くのが好きな人なら、きっと楽しめるコミックエッセイだろう。
個人的に特に面白かったのは、文庫カバーをつけようとしたらサイズが合わないと思ったら、それがハヤカワ文庫だったというエピソードだ。
ハヤカワ文庫は昔と今でサイズが違うため、本棚にうまく揃えられない。いやハヤカワ好きはそんなこと気にはしないかもしれない。
この本を読めば、いつも何気なく利用している本屋さんの裏側を知ることができ、本がより身近に感じられるはずだ。
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