一蹴 本とか映画とかドラマとか

本、映画、ドラマをとりとめなく語るブログ

身近な問題の手助けになる『自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門』

最近、価値観の違いが深刻な問題となっているニュースをよく目にする。その一つが「闇土葬」だ。宗教上の理由でどうしても土葬が必要な人々が、日本の霊園に無断で侵入し、勝手に遺体を埋めてしまうというものである。 1. 「郷に従えない」理由の根源 日本で…

科学と人のつながりの短編集『月まで三キロ』

ドラマ『宙わたる教室』がとても面白かったため、原作者である伊与原新のほかの作品を探していたところ、家族が短編集『月まで三キロ』を手に入れていたので勝手に読み始めた。 本の表題作『月まで三キロ』は、事業に失敗し、死に場所を探してさまよっていた…

いろんなことを気にせず楽しめる!ドラマ『ピースメーカー』シーズン2を観た

はじめに 最近いつも言ってるが、「DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)」や「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)」といった現代的なテーマに縛られず、純粋に物語として爽快で面白いドラマは少ないと感じる。 そんな時、U-NEXTに加入…

名作『贖罪』を再読するということ

はじめに 本を再読する動機は、大きく分けて二つある。 一つは、自身の読解力の弱さゆえに、一度では理解が及ばず、再読が必要な場合である。 もう一つは、特に小説において、物語の終盤で「そういうことか!」と作者の構成力に一本取られたときである。この…

2025/10/14 気になった記事まとめ

# 気になった記事のまとめ # 1. 地球が「新たな現実」に突入、気候に関する最初の転換点への到達で 報告書(1/2) - CNN.co.jp[記事リンク](https://www.cnn.co.jp/fringe/35239154.html)(地球が破壊されるか、人類がおわるか) - # 2. 九州初! 任天堂のオフ…

2025/10/09 気になった記事まとめ

# 1. 【NIC書店絵本大賞】第1回受賞作品は『クジラがしんだら』に決定! | ほんのひきだし[記事リンク](https://hon-hikidashi.jp/bookstore/79345/) (入賞作品もチェックしとこう) - # 2. メカ傭兵生活シム『MechWarrior 5: Mercenaries』加速する戦乱は…

読書の落とし穴:『わかったつもり』が理解を深めるのを邪魔する

本を読んで「なるほど!」とすっきり理解できた瞬間は気持ち良い。しかし、すっきり「わかった」と感じた時こそ、実は理解がそこで止まってしまっているのかもしれない。 わたしは、直感的に少し「わからない部分」が残った読書体験のほうが、読後にそのこと…