一蹴 本とか映画とかドラマとか

本、映画、ドラマをとりとめなく語るブログ

SF

哲学的なテーマもあるしっかりあるSF『ミッキー7』

小説のネタバレを回避しながら感想を伝えるのは素人にとって難しい。日曜の朝刊の書籍紹介を読むと、その難しさを実感する。彼らはネタバレを避けつつ、読者に本を読ませたくなる文章を書いており、さらには我々をスマホを開いてAmazonのページに誘導させる…

アンディ•ウィアー『アルテミス』も読んでおこう

現在SF小説で大ヒットしているのは『プロジェクト•ヘイル•メアリー』。アンディ•ウィアーの長編小説第3作である。ライアン•ゴスリングが主演で映画化も決定している。 もし『プロジェクト•ヘイル•メアリー』をアンディ•ウィアー作品として初めて読んだのな…

シーズン2が待ちどおしい AppleTV +ドラマ『セヴェランス』

いままで観たことのないようなドラマを教えてほしいと聞かれたら真っ先に教えたいドラマはApple TV+の『セヴェランス』。仕事とプライベートの記憶を「分離」しルーモン産業という会社に勤める人たちを描いたスリラードラマだ。不思議な魅力のあるスリラー…

SFでミステリで『書架の探偵』

ジーン•ウルフの作品を何か読みたいんだか何がいいの?と聞いてみたら、誰かが『デス博士の島その他の物語 』をオススメしてきた。タイトルとカバーとレビューを見ただけで遠慮してしまって、もうちょっと軽めの作品をと希望した回答が『書架の探偵』だった…