一蹴 本とか映画とかドラマとか

本、映画、ドラマをとりとめなく語るブログ

『独学大全』を読んで実践していること。

はじめに 学生時代はあまり勉強しなかった人が、30代後半あたりから、突然と勉強したくなる衝動にかられることがこの世の中に一定数いるんじゃないのか?と、その中のサンプル数のうちの1人であろう私がいつも思っていることである。 その私は、なにぶん子供…

今年一のドラマNetflix『クイーンズ・ギャンビット』は観たほうがいいよ

今年のドラマランキングがあるとしたら、このドラマが1位確定でよいのではないか?IMDb の評価は8.8、ロッテントマトの評価のトマトメーターは100%(どちらも現時点で)と堂々の高評価ドラマであるNetflixのリミッテッドシリーズ『クイーンズ・ギャンビット…

宇宙へ進出する飛行士の物語『宇宙へ』

事前情報はまったくなしで、この本を手にとり読んでみた。てっきり、宇宙へ(外宇宙へ)でかけていって、異星人とコンタクトして(『三体』みたいに?)対峙したときに共存するのか、闘うのかみたいなSFと思い込んでいたのだが、まったく異なるものですごく…

観終わって鳥肌がたった映画『TENET』

映画が観終わりスタッフロールが流れるほんのコンマ数秒に鳥肌が立つという経験は多くはない。ことさらこの時期に映画館に向かわないのでそのような体験もしずらい。 しかし、『TENET』はそれをくつがえしてくれた映画である。 ネタバレをしたくないので、と…

心が洗われるドラマ Apple TV+『テッド・ラッソ破天荒コーチがゆく』

NetflixやAmazonPrimeビデオの殺伐としたグロいシーンを当たり前に感じていたせいかApple TV+のドラマ『テッド・ラッソ破天荒コーチがゆく』はいままでの身体の毒素を洗いながし、清々しい気分にしてくれるドラマでした。 このドラマは、アメリカでアマチュ…

環境問題系SF?『第六ポンプ』

パオロ・バチガルピ。なんとなく口ずさみたくなる名前パオロ・バチガルピ。 このSF短編作品の作者の名前である。 バチガルピは環境系の専門誌の編集者をしていたそうだが、この短編のいくつかはそのようなバックグラウンドの匂いがする。つまり環境汚染や資…

SF好きはみんな読んでる『三体Ⅱ黒暗森林』毎週金曜日が楽しみ『怪獣8号』

三体Ⅱ 昨年にSF小説『三体』が発売され、わたしはTwitterに「ハードSFではないから読みやすいよ」みたいなツイートをした記憶があります。ですが、今作『三体Ⅱ 黒暗森林』はみごとにハードSFです。宇宙物理学や量子学を使った表現がちらほら出てくるので、詳…