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シーズン2まで待てないNetflix『ウェンズデー』

みんなが大好きアダムスファミリーの長女ウェンズデーを主人公にしたNetflixドラマ『ウェンズデー』はもう観たでしょうか?

各所で絶賛のこのドラマ。シーズン2の配信も決定されてNetflixドラマ『ストレンジャーシングス』に次ぐ人気ドラマシリーズなりそうな予感がします。その理由をまとめてみました。


あらすじ

アダムス・ファミリーの長女のウェンズデー・アダムスを主人公にした『アダムス・ファミリー』のスピンオフドラマ。

転校をくり返すウェンズデーは両親の母校に転校し、地元の町を恐怖に陥れた凶悪な殺人事件をしようと奮闘し、25年前に自分の両親が巻き込まれた事件の全容を解明しようと試みます。ティム・バートンが監督を務める初の全8話構成の実写ドラマです。

主人公ウェンズデーは人に馴染むことができず、自分の信念をまげないため、極端な行動のせいで、いろいろな学校で問題をおこして退学になって行きついた先が両親の母校でもあるネヴァーモア学園なわけです。

ゴス系学園もの?

ネヴァーモア学園はのけ者たちの学校で、人狼 ゴルゴン セイレーンなどほとんどが非人間たちの学生がいます。

そんなところでもウェンズデーは皆と馴染めない。のけ者たちの中でものけ者になっている状況ですね。そここら、物語の謎や学園や町の住民との関わりでウェンズデーがどう変わるのかもこの物語のポイントです。

ウェンズデーは非人間なのかはよくわかりませんが、未来の出来事や危険を察知したり、夢で見ることができる力をもっています。その能力を使って、学園や町の謎を解いていきます。

学園ものとしての魅力も健在で、登場人物たちのティーン独特のコンプレックス(ここでは満月でも狼に変身できない人狼や石化に気をつけないといけないゴルゴンなど非人間たちのコンプレックスなんだけど)や親との確執、恋愛と友情、うまく思いを伝えることができないことでのすれ違いが描かれています。

子供から大人へと成長する人物たちをうまく物語に落としこんでいて、視聴者にも共感できる場面がふんだんにあります。

ティム・バートンが監督しているということもあって、センスのあるダークでユーモアのあるグロさの世界観がまた良いですね。ウェンズデーが寮で夜な夜なチェロを弾くシーンがあって、その旋律と映像美のセンスにティム・バートンさが溢れていてファンとしては悶絶もの。

Z世代の若手俳優たち

学園ものとあって俳優陣も若手中心で、ここからハリウッドスターが生まれてくるのかと思いながら観るのも楽しみのひとつ。主人公ことウェンズデー役はジェナ・オルテガ。すでにスターの階段登っている女優です。

そして、ウェンズデーのルームメイトで人狼のイーニッド役はエマ•マイヤーズ。このドラマでブレイクを果たした若手女優。彼女はなぜかJ-POPのファン好きで、インタビューにて、ファンにおすすめの曲はKing Gnuの『Hitman』を挙げる時点で日本でも人気がでること間違いない。

シーズン2が配信するまでまだ時間があるので、まだ観てない方は是非観ましょう。物語の構成や映像美、そして登場人物の魅力からNetflixの人気シリーズのひとつになりそうな理由はいくらでもあるドラマで、試聴時間は損はさせないオススメ度です。