一蹴 本とか映画とかドラマとか

本、映画、ドラマをとりとめなく語るブログ

原作もオススメ『ザ・ゴールドフィンチ』

同名小説が原作の映画で、YouTubeチャンネル『文学賞メッタ斬り』で豊崎由美さんが原作を紹介してました。『ザ・ゴールドフィンチ』は各種動画配信サービスでレンタルできます。 あらすじ 主人公テオは少年時代に母親と美術館で爆破テロにあう。母親を亡くし…

SFでミステリで『書架の探偵』

ジーン•ウルフの作品を何か読みたいんだか何がいいの?と聞いてみたら、誰かが『デス博士の島その他の物語 』をオススメしてきた。タイトルとカバーとレビューを見ただけで遠慮してしまって、もうちょっと軽めの作品をと希望した回答が『書架の探偵』だった…

ミステリコメディ『マーダーズ・イン・ビルディング(原題:Only Murders In The Building)』がおもしろい

あらすじ ニューヨークにある高級アパートメント。顔見知りではない住人の3人が出会い、犯罪系ポッドキャストが好きがこうじて意気投合する。同じ高級アパートメント内の住人が不自然な死を遂げたことを知り、殺人と判断して3人に解決しようと試みる。それと…

『誓願』はディストピア小説にとどまらない

『侍女の物語』の続編『誓願』 マーガレット•アトウッド『誓願』は同作家『侍女の物語』の続編。舞台は前作から15年後の世界。単に「フェミニズム文学」と言ってしまうと、そうなんだけど、その先入観で読みすすめてしまうと思うので、もっとエンタメ的な視…

『The Coddling of the American Mind』は教育者向けの本だった。

はじめに ツイッターのタイムライン上で題名を見ただけで吸い寄せられるようにkindleでポチった未邦訳だった本書。 当初は気が引けていたが、英語圏読者の感想がポジティブで、内容も面白そうだったのと、ノンフィクションなので、英語の言い回し(比喩と引…

『三体Ⅲ 死神永世』やはり凄いSFだった

『三体』三部作が3巻目『死神永世』(ししんえいせい)で完結した。完結したあとも、本書の解説に書かれているように、本国ではファンメイドの外伝小説が生まれたり、Netflixでドラマシリーズの告知もされた。本国で発売されて10年ほど経っても『三体』の勢…

海外ドラマっぽいアニメ『オッドタクシー』

2021年4月から放映されたアニメ『オッドタクシー』は、我が家のAmazon primeのダッシュボードを起動するたびにプッシュされていた。しょうがないと思い第1話を観たら面白くてイッキ見してしまった。 登場キャラクターがかわいい感じの動物たちの風貌とは裏腹…