一蹴 本とか映画とかドラマとか

本、映画、ドラマをとりとめなく語るブログ

SF的な哲学本『答えのない世界に立ち向かう哲学講座』

「哲学」と聞くと難しいイメージが浮かぶのだろうか? 個人的には、飲茶氏の著書『史上最強の哲学入門』『14歳からの哲学入門』等を読んだおかげで哲学系の本にも触手を伸ばすことができるようになった。そのおかげもあって積読本のマイケル・サンデルやジョ…

AM3時に起きてデス・ストランディングをする日々『創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち』

この時期、早朝の3時は寒い。窓の外は冷えているせいで、路面が部分的に凍っていて、街灯の灯りを反射させている。 寒いなとつぶやいて、毛布をかぶる。子供たちが寝ていることを確認してリビングに向かってPS4のコントローラーを握る。 デス・ストランディ…

文庫本の厚さを感じさせない面白さ『ウィッチャーⅣ ツバメの塔 』

「ウィッチャー3 ワイルドハント」はニンテンドーSwitchでウィッチャー3コンプリートエディションが発売。「ウィッチャー」は12月にNetflixでドラマが配信決定。などとウィッチャーワールドがジワジワと展開中。 その原作、ウィッチャーの第4巻『ウィッチャ…

最近読んだオススメしたい数冊

『世界の本好きたちが教えてくれた人生を変えた本と本屋さん』 ジェーン・マウント(著)清水 玲奈 (訳) 世界中の有名な本と書店と図書館をイラストで説明してくれる。まだ邦訳されていないものも多数載っている。オールカラーで、ボーッと眺めているだけ…

「いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか」はオススメ

本のタイトル通りなんです。日本ではアーサー王ネタを好きですね。好きというより、知らず知らずにサブカルに染み混んでいるのではないでしょうか?この本はアーサー王物語、円卓の騎士から中世騎士道の変遷にはじまり、夏目漱石、宝塚歌劇団、Fate、ドラク…

「知ってるつもり無知の科学」を読んでみた。

アメリカで麻しん(はしか)が近年流行ってるというニュースが流れた。米疾病対策センターでは直近の2年では増加と報告している。2000年にアメリカは麻しんの撲滅宣言をしたにもかかわらず。 流行の理由はフェイスブックのようなSNSを通じて発信される反ワク…

#15 『見てしまう人びと 幻覚の脳科学』はオススメ本

ハヤカワノンフィクションセールでポッチて積読していた本で、年末の休みにおもしろくて一気に読めた本です。 神経内科医としてのオリヴァー・サックスが診てきた&自分で体験した幻覚の話を種類別にまとめたアンソロジーの体をなした内容でした。 幻覚と聞…

#13「全脳エミュレーションの時代 上」を読みました

人間の脳を正確にスキャンし、さらにソフトウェアにアップロードした超知能生命体『エム(エミュレーション)』が生きる時代を論じた本です。この説明だけではSF?と思ういたくなりますが、そうではなく、著者がテクノロジーが進化した100年後の未来の予測(…

#11 「お金は寝かせて増やしなさい」を読みました

投資のことは良くわからない。だけれども、将来が不安だし、年金も出るかわからないし、とりあえず投機的なことで資産を増やさないと!こういう人は、銀行やネットの情報のおすすめで株とか投資信託とか手をだしてはいけません。まあ、私もそうしようとして…

#10 「エリア別だから流れがつながる世界史」を読みました

本のタイトルどおり、エリア別にみる世界史です。中国と東アジア史、ヨーロッパ史、イスラムと西アジア・インド史、アメリカ合衆国と南北アメリカ史、アフリカ史に別れているので、世界史の教科書のように、流れがつかみずらい!みたいなことは少ないですね…

#9 「 働くことの哲学」を読みました

働くこととはなんだろう? 哲学者が哲学的な表現ではなく、一般人にわかりやすく、現在の労働についてと、これからの労働について語ってくれている本です。 こんにちの労働は、個人主義の出現によって、自分らしい自分になるという義務が課されたために、自…

#6 「プリズン・ブック・クラブ」を読みました

「刑務所で受刑者達の読書会を開催するけど行く?」と聞かれて、行きたいと思いますか?この本の内容は、勇気ある著者が友人の誘いのボランティアで刑務所での読書会に参加し、受刑者達との交流を描いたカナダにある刑務所での読書会の1年を綴ったノンフィ…

#5「若い読者のための第三のチンパンジー」 を読みました

Photo on VisualHunt.com 『銃・病原菌・鉄』と言えば、本が好きな人間にとっては、「ああ、あの本ね」と返って来ます。それ読んだ?と聞くと「…」な人が多いのでは?なぜなら、私もそのひとりだからです。みごとに積読しています。いや、本当に買ったのか…

#2【本】「怒るお客様」こそ、神様です! はオススメ

どんな仕事をしていても必ず一度は経験するクレーム。こちらが正しいと言いだしたら、さらにヒートアップして、揚げ足をとるように、クレームが次々でてくる。こんな場面に遭遇したこと、いや、経験したことあります?この本を読むと、クレームのおさめ方の…